海よりも深くて波よりも透明
次の日はあたしが大学。
一緒に朝シャワーを浴びて、朝ご飯を食べて、都内で用事があるという夏葉と一緒に家を出た。
夏葉、眠そう…。
「眠そうだね」
「どの口が言ってんだよ…」
「へへ」
電車の中で夏葉が隣に座るあたしの肩にもたれて眠り始めた。
肩の重みがそれだけ幸せの重みだ。
可愛い寝顔。
それからしばらく電車に揺られて大学へ。
夏葉と一緒にキャンパスに入ってみたら、ちょうど野本くんがいた。
「野本くんだよ」
夏葉に教えてあげた。
「ふーん、あれが」
夏葉は面白くなさそう。
「次の授業も野本くんと一緒だよ」
「へー、そう」
おもしろい!
野本くんに手を振ると野本くんがこっちに気がついた。
「おー、岩崎。おはよー」
「おはよ!」
「お、隣の人は…例の彼氏さん?」
「そうだよー」
野本くんが夏葉に「どうもー」と軽くお辞儀した。
夏葉も軽く頭を下げる。
「昨日岩崎から色々話して聞いてたんすよ! めっちゃかっけえっすね! 岩崎の復帰したときの写真? もめっちゃ良かったです!」
野本くんが楽しそうに夏葉と喋る。
友達に彼氏紹介するのって楽しいかも。
「あ、そろそろ授業始まるかも」
「そうだな!」
「じゃあね、夏葉」
手を振って夏葉と別れた。
一緒に朝シャワーを浴びて、朝ご飯を食べて、都内で用事があるという夏葉と一緒に家を出た。
夏葉、眠そう…。
「眠そうだね」
「どの口が言ってんだよ…」
「へへ」
電車の中で夏葉が隣に座るあたしの肩にもたれて眠り始めた。
肩の重みがそれだけ幸せの重みだ。
可愛い寝顔。
それからしばらく電車に揺られて大学へ。
夏葉と一緒にキャンパスに入ってみたら、ちょうど野本くんがいた。
「野本くんだよ」
夏葉に教えてあげた。
「ふーん、あれが」
夏葉は面白くなさそう。
「次の授業も野本くんと一緒だよ」
「へー、そう」
おもしろい!
野本くんに手を振ると野本くんがこっちに気がついた。
「おー、岩崎。おはよー」
「おはよ!」
「お、隣の人は…例の彼氏さん?」
「そうだよー」
野本くんが夏葉に「どうもー」と軽くお辞儀した。
夏葉も軽く頭を下げる。
「昨日岩崎から色々話して聞いてたんすよ! めっちゃかっけえっすね! 岩崎の復帰したときの写真? もめっちゃ良かったです!」
野本くんが楽しそうに夏葉と喋る。
友達に彼氏紹介するのって楽しいかも。
「あ、そろそろ授業始まるかも」
「そうだな!」
「じゃあね、夏葉」
手を振って夏葉と別れた。