海よりも深くて波よりも透明
にしても、龍臣さんとこんな喋ったの初めてかも…。
って、正月のとき酔っぱらってたくさん喋ったか…。
まああんま覚えてねえけど…。
それから、龍臣さんやそよ子さん、それに穂風といろんな話をしながら出される料理を食べ続けた。
それにケーキも…。
『Happy Birthday なつはくん』って書いてある…。
ご丁寧にろうそくまでつけてくれてる。
部屋の電気が消された。
「はーい、願い事考えながら火吹き消して~」
楽しそうな穂風。
願い事ね…。
ガラじゃねえけど。
『穂風とどこまでも高いところへ行けますように』
そう願いを込めてろうそくを吹き消した。
それから、全部食い切ってリビングでのんびり。
そこに、俺のスマホに電話がかかってきた。
郁だ。
「どうした?」
≪誕生日おめでとー!≫
出た通話はビデオ通話だった。
映っていたのは、郁とリアル。
俺側もカメラをオンに切り替えて穂風を映した。
「あれー、2人一緒なの?」
穂風が聞く。
≪うん、俺の家でリアちゃんと遊んでて今日夏葉が誕生日だって言ったら電話しようってなって≫
「そうなんだー。今こっちはあたしの家だよ」
≪へえ、親公認なんてすげえじゃん。ケーキ食った?≫
「ばっちし。名前入りでろうそくまでつけたよ」
≪すげ~≫
楽しそうだな…。
それからしばらく話して通話は切れた。
って、正月のとき酔っぱらってたくさん喋ったか…。
まああんま覚えてねえけど…。
それから、龍臣さんやそよ子さん、それに穂風といろんな話をしながら出される料理を食べ続けた。
それにケーキも…。
『Happy Birthday なつはくん』って書いてある…。
ご丁寧にろうそくまでつけてくれてる。
部屋の電気が消された。
「はーい、願い事考えながら火吹き消して~」
楽しそうな穂風。
願い事ね…。
ガラじゃねえけど。
『穂風とどこまでも高いところへ行けますように』
そう願いを込めてろうそくを吹き消した。
それから、全部食い切ってリビングでのんびり。
そこに、俺のスマホに電話がかかってきた。
郁だ。
「どうした?」
≪誕生日おめでとー!≫
出た通話はビデオ通話だった。
映っていたのは、郁とリアル。
俺側もカメラをオンに切り替えて穂風を映した。
「あれー、2人一緒なの?」
穂風が聞く。
≪うん、俺の家でリアちゃんと遊んでて今日夏葉が誕生日だって言ったら電話しようってなって≫
「そうなんだー。今こっちはあたしの家だよ」
≪へえ、親公認なんてすげえじゃん。ケーキ食った?≫
「ばっちし。名前入りでろうそくまでつけたよ」
≪すげ~≫
楽しそうだな…。
それからしばらく話して通話は切れた。