海よりも深くて波よりも透明
「愛姫嫉妬してんのかわいいな」
「それどころじゃないよ! バカ!」
怒られてるし…。
それからしばらくあたしたちが怒っては彼氏たちがなだめるというのが続き…。
「ほら、もう夜遅いからさすがに寝るぞ」
というわけでそれぞれの部屋に帰ることになった。
愛姫は悠星くんの部屋で寝ると言ってそのまま。
あたしは夏葉をあたしの部屋に引きずった。
そのとき、ちょうど部屋の前で真恋と会った。
「あれっ、穂風さん…と夏葉さん?」
「どうも~…」
「なんで2人一緒にいるんですか~?」
「夏葉があたしの部屋で寝るから…」
「えっ、2人って付き合ってるんですか!?」
知らなかったのかよ!
心の中でちょっとガッツポーズ。
これで距離離れる! と思ったら…。
「え~、そうなんですね~! あたしってえ、結構男の人との距離近くて誤解されること多くて~。直したいとは思ってるんですけど近かったらごめんなさい~」
そう言って両手で手を合わせる真恋。
確信犯じゃん!
ムカつく~~!
直したいと思ってるなら直せよ!
でもムカつくのも相手のてのひらって感じがしてまた悔しい…。
しっしっというポーズにならないように気を付けながら手を振って真恋と別れて部屋に入った。
「…穂風?」
「なに」
「あれは…確信犯だな」
「でしょ!!」
「なんか…イニシアチブ取られないように気を付けるわ」
「絶対そうして!!」
もうこうなったら真恋に対してサーファーとしての不安感はなくなった。
ライバル心で俄然やる気出てきた!
「それどころじゃないよ! バカ!」
怒られてるし…。
それからしばらくあたしたちが怒っては彼氏たちがなだめるというのが続き…。
「ほら、もう夜遅いからさすがに寝るぞ」
というわけでそれぞれの部屋に帰ることになった。
愛姫は悠星くんの部屋で寝ると言ってそのまま。
あたしは夏葉をあたしの部屋に引きずった。
そのとき、ちょうど部屋の前で真恋と会った。
「あれっ、穂風さん…と夏葉さん?」
「どうも~…」
「なんで2人一緒にいるんですか~?」
「夏葉があたしの部屋で寝るから…」
「えっ、2人って付き合ってるんですか!?」
知らなかったのかよ!
心の中でちょっとガッツポーズ。
これで距離離れる! と思ったら…。
「え~、そうなんですね~! あたしってえ、結構男の人との距離近くて誤解されること多くて~。直したいとは思ってるんですけど近かったらごめんなさい~」
そう言って両手で手を合わせる真恋。
確信犯じゃん!
ムカつく~~!
直したいと思ってるなら直せよ!
でもムカつくのも相手のてのひらって感じがしてまた悔しい…。
しっしっというポーズにならないように気を付けながら手を振って真恋と別れて部屋に入った。
「…穂風?」
「なに」
「あれは…確信犯だな」
「でしょ!!」
「なんか…イニシアチブ取られないように気を付けるわ」
「絶対そうして!!」
もうこうなったら真恋に対してサーファーとしての不安感はなくなった。
ライバル心で俄然やる気出てきた!