海よりも深くて波よりも透明
~穂風~
夏葉からのサプライズは、本当に死んじゃうんじゃないかと思うくらい嬉しかった。
こんなに幸せなことがこの世にあっていいのかな…。
今までずっと夏葉から色んな幸せをもらってきたけど、夏葉はいつも幸せの一番を更新してくれる。
これからも夏葉と人生をそうやって歩んでいけるんだと思うと本当に嬉しい。
そんな今日は、夏葉と一緒にあたしの両親に挨拶に行く。
意外なことに、夏葉は少し緊張してるみたい。
あたしの家に来るのも慣れたはずだけど、結婚の挨拶はやっぱり緊張するみたいで。
結婚の挨拶をしたいと言ったら、ノースショアにいたママが緊急帰国してくれた。
家でママとパパと待っていたら、インターホンの音が聞こえた。
夏葉だ!
門の施錠を解除して玄関に迎えに行ったら、スーツ姿の夏葉がいた。
かっこいい…キュン!
「入って!」
そう言ってリビングに入れる。
緊張した面持ちの夏葉は、部屋に入ると2人に一礼した。
「あはは、何緊張してるの。座りな」
ママの言葉に、夏葉が席に着いた。
「穂風から聞いてるとは思いますが…穂風が卒業したら、穂風と結婚したいと思ってます」
夏葉がそう言うと、2人は静かにうなずいた。
「俺も、フォトグラファーとしてはまだまだで、お二人も不安な面も大きいと思いますが…穂風のことを全力で守るし、全力で愛します」
「うん、夏葉のことはよく分かってるから。ふつつかな娘ですが、よろしくお願いします。泣かせたら許さないけどね」
ママがそう言って笑った。
ママ…。
口数の少ないパパも、「お前のことは信用してる。これからも、穂風のことをよろしくな」と言って微笑んだ。
あたしはこの2人にこうやって20年間大事に育てられてきた。
親の元から巣立ちして、夏葉と一緒に人生を歩んでいくんだ…。
「ママ、パパ、ありがとう。結婚しても、大事なママとパパだよ」
そう言ったらママが優しく笑ってあたしの頭を撫でた。
「良い人と出会えてよかったね」
ママにそう言ってもらえるのがすごく嬉しい。
あたし、本当に心の底から好きな人と出会えたんだよ。
夏葉からのサプライズは、本当に死んじゃうんじゃないかと思うくらい嬉しかった。
こんなに幸せなことがこの世にあっていいのかな…。
今までずっと夏葉から色んな幸せをもらってきたけど、夏葉はいつも幸せの一番を更新してくれる。
これからも夏葉と人生をそうやって歩んでいけるんだと思うと本当に嬉しい。
そんな今日は、夏葉と一緒にあたしの両親に挨拶に行く。
意外なことに、夏葉は少し緊張してるみたい。
あたしの家に来るのも慣れたはずだけど、結婚の挨拶はやっぱり緊張するみたいで。
結婚の挨拶をしたいと言ったら、ノースショアにいたママが緊急帰国してくれた。
家でママとパパと待っていたら、インターホンの音が聞こえた。
夏葉だ!
門の施錠を解除して玄関に迎えに行ったら、スーツ姿の夏葉がいた。
かっこいい…キュン!
「入って!」
そう言ってリビングに入れる。
緊張した面持ちの夏葉は、部屋に入ると2人に一礼した。
「あはは、何緊張してるの。座りな」
ママの言葉に、夏葉が席に着いた。
「穂風から聞いてるとは思いますが…穂風が卒業したら、穂風と結婚したいと思ってます」
夏葉がそう言うと、2人は静かにうなずいた。
「俺も、フォトグラファーとしてはまだまだで、お二人も不安な面も大きいと思いますが…穂風のことを全力で守るし、全力で愛します」
「うん、夏葉のことはよく分かってるから。ふつつかな娘ですが、よろしくお願いします。泣かせたら許さないけどね」
ママがそう言って笑った。
ママ…。
口数の少ないパパも、「お前のことは信用してる。これからも、穂風のことをよろしくな」と言って微笑んだ。
あたしはこの2人にこうやって20年間大事に育てられてきた。
親の元から巣立ちして、夏葉と一緒に人生を歩んでいくんだ…。
「ママ、パパ、ありがとう。結婚しても、大事なママとパパだよ」
そう言ったらママが優しく笑ってあたしの頭を撫でた。
「良い人と出会えてよかったね」
ママにそう言ってもらえるのがすごく嬉しい。
あたし、本当に心の底から好きな人と出会えたんだよ。