海よりも深くて波よりも透明
自前のショートボードに乗って海に出た。
ショートはショートで、そのスピード感がすごく好きだ。
さらっと数分間乗ってから海から上がり、無事にMSCが終了した。
楽しかった。
そのまま、愛姫と夏葉と一緒に愛姫のおばあちゃん・花枝さんの家に行った。
小さいときに数回行ったきりで、久しぶりだ。
「花枝さん久しぶり!」
「穂風、めちゃくちゃ久しぶりじゃん」
花枝さんはかっこいいおばあちゃんだ。
銀色の髪とよく焼けた肌。
バッチリメイクとピアス。
スカイブルーのタンクトップがすごくよく似合っている。
花枝さんがあたしの後ろにいる夏葉を見上げた。
「初めまして、サーフフォトグラファーの桐本夏葉と言います。お会いできて光栄です…」
夏葉はちょっと緊張気味みたいだ。
そんな夏葉がなんか可愛い。
愛姫に案内されて庭に面したテラスのある部屋に通された。
サーフボードとフィンが無数に置かれてる部屋。
夏葉を見ると目が輝いてる。
ガキだガキだってあたしに言うけど、夏葉が子供みたい。
ママのブランドの板もたくさん置いてある。
こんな古い型のも…。
「(あ、ほら夏葉、これがさっきの…)」
「(あっまじだ。すげ~!)」
ちょっとちょっと…。
距離近くない?
「愛姫の板どれ?」
愛姫の腕を引っ張って2人を引き離した。
夏葉はフィンを見るのに夢中だ。
「あたしのフィンは~、ココからココ!」
愛姫は多分なんの気もないしあたしの気持ちにも気づいてないんだろうな…。
ショートはショートで、そのスピード感がすごく好きだ。
さらっと数分間乗ってから海から上がり、無事にMSCが終了した。
楽しかった。
そのまま、愛姫と夏葉と一緒に愛姫のおばあちゃん・花枝さんの家に行った。
小さいときに数回行ったきりで、久しぶりだ。
「花枝さん久しぶり!」
「穂風、めちゃくちゃ久しぶりじゃん」
花枝さんはかっこいいおばあちゃんだ。
銀色の髪とよく焼けた肌。
バッチリメイクとピアス。
スカイブルーのタンクトップがすごくよく似合っている。
花枝さんがあたしの後ろにいる夏葉を見上げた。
「初めまして、サーフフォトグラファーの桐本夏葉と言います。お会いできて光栄です…」
夏葉はちょっと緊張気味みたいだ。
そんな夏葉がなんか可愛い。
愛姫に案内されて庭に面したテラスのある部屋に通された。
サーフボードとフィンが無数に置かれてる部屋。
夏葉を見ると目が輝いてる。
ガキだガキだってあたしに言うけど、夏葉が子供みたい。
ママのブランドの板もたくさん置いてある。
こんな古い型のも…。
「(あ、ほら夏葉、これがさっきの…)」
「(あっまじだ。すげ~!)」
ちょっとちょっと…。
距離近くない?
「愛姫の板どれ?」
愛姫の腕を引っ張って2人を引き離した。
夏葉はフィンを見るのに夢中だ。
「あたしのフィンは~、ココからココ!」
愛姫は多分なんの気もないしあたしの気持ちにも気づいてないんだろうな…。