海よりも深くて波よりも透明
「ね、夏葉、勝負しよ」
「あ?」
「それぞれ値段見ないで駄菓子買って合計200円超えないようにするの。超えたらアウトで、より200円に近い方が勝ち」
「おっけ」
というわけで、穂風と勝負することに。
つっても…。
駄菓子っていくらくらいだったかもう覚えてねえな…。
ガムは…10円?
穂風を見ると簡単そうに商品を選んでる。
俺もなんとか値段に検討をつけて商品を選び終わった。
まあこんなもんだろ…。
「じゃあまず夏葉からね」
「あいよ」
俺がおばあさんに商品を渡すと、おばあさんがニコニコしながら値段を計算しはじめた。
まあいい線いってるだろ。
そう思ったのに、結果は予想外。
「110円です」
は…?
なんとも的外れだ。
いやいやいや、さすがに180~210円くらいだろ。
駄菓子ってこんな安いのかよ…。
「夏葉おじさんだね~」
俺は『うまし棒』が10円なことしか知らねえよもう…。
「次はあたしね~」
そう言って穂風がおばあさんに商品を渡した。
めちゃくちゃたくさん買ってる。
普通に200円越しそうに見えるけど、さっきの見るとそうでもなさそうな…。
「200円です」
は!?
まじ?
すげえな…。
穂風は勝ち誇った顔。
「すごいでしょ~」
「ガキだから感覚が子供に近いんだな」
「ちょっと!」
怒る穂風の頭を軽く撫でた。
じとっとした目でこっちを見てくる。
「あ?」
「それぞれ値段見ないで駄菓子買って合計200円超えないようにするの。超えたらアウトで、より200円に近い方が勝ち」
「おっけ」
というわけで、穂風と勝負することに。
つっても…。
駄菓子っていくらくらいだったかもう覚えてねえな…。
ガムは…10円?
穂風を見ると簡単そうに商品を選んでる。
俺もなんとか値段に検討をつけて商品を選び終わった。
まあこんなもんだろ…。
「じゃあまず夏葉からね」
「あいよ」
俺がおばあさんに商品を渡すと、おばあさんがニコニコしながら値段を計算しはじめた。
まあいい線いってるだろ。
そう思ったのに、結果は予想外。
「110円です」
は…?
なんとも的外れだ。
いやいやいや、さすがに180~210円くらいだろ。
駄菓子ってこんな安いのかよ…。
「夏葉おじさんだね~」
俺は『うまし棒』が10円なことしか知らねえよもう…。
「次はあたしね~」
そう言って穂風がおばあさんに商品を渡した。
めちゃくちゃたくさん買ってる。
普通に200円越しそうに見えるけど、さっきの見るとそうでもなさそうな…。
「200円です」
は!?
まじ?
すげえな…。
穂風は勝ち誇った顔。
「すごいでしょ~」
「ガキだから感覚が子供に近いんだな」
「ちょっと!」
怒る穂風の頭を軽く撫でた。
じとっとした目でこっちを見てくる。