海よりも深くて波よりも透明
「シェイプルームかも」
そう言って、夏葉を連れて母屋を離れ、敷地内にあるママの作業場であるシェイプルーム(※サーフボードを作るための部屋)に行った。
ブルーの壁紙の部屋で、ママが真剣な顔で製作途中のサーフボードとにらめっこしてる。
白い無地のTシャツにブルーデニムっていうシンプルでラフな服装なのになんだかすごくおしゃれ。
自分の母親ながらスタイルが良い。
ママがあたし達に気がついた。
「あー、来たんだ。ごめんごめん」
そう言うママに、夏葉がお辞儀した。
「お邪魔しちゃってすみません」
「いいのいいの。いらっしゃい」
ママと一緒に母屋に戻った。
ママがフレーバー入りのお水を出してくれる。
「あんた達お昼食べた?」
「まだ~」
「じゃあ今用意するから待ってな」
夏葉はやっぱり緊張気味。
可愛い。
夏葉の手に触れて夏葉を見つめた。
夏葉の顔を見るだけでなんか幸せ。
夏葉はふっと笑ってもう片方の手であたしの頬に触れる。
そんな風に軽くいちゃついてたら、ママがポキ丼というハワイの海鮮丼を出してくれた。
「うまそうっすね…」
「食材ほぼ冷凍のやつだけどね」
「いただきます!」
あたし達の正面に座るママを前に食べ始める。
うま~。
「で、合宿どう?」
「うん、充実してるよ。今回コンディションいいし10月の世界大会も優勝できそう」
優勝しか取りたくないもん。
誰にも負けたくないし、躓きたくない。
なのに、ママはあたしと反対なことを言った。
そう言って、夏葉を連れて母屋を離れ、敷地内にあるママの作業場であるシェイプルーム(※サーフボードを作るための部屋)に行った。
ブルーの壁紙の部屋で、ママが真剣な顔で製作途中のサーフボードとにらめっこしてる。
白い無地のTシャツにブルーデニムっていうシンプルでラフな服装なのになんだかすごくおしゃれ。
自分の母親ながらスタイルが良い。
ママがあたし達に気がついた。
「あー、来たんだ。ごめんごめん」
そう言うママに、夏葉がお辞儀した。
「お邪魔しちゃってすみません」
「いいのいいの。いらっしゃい」
ママと一緒に母屋に戻った。
ママがフレーバー入りのお水を出してくれる。
「あんた達お昼食べた?」
「まだ~」
「じゃあ今用意するから待ってな」
夏葉はやっぱり緊張気味。
可愛い。
夏葉の手に触れて夏葉を見つめた。
夏葉の顔を見るだけでなんか幸せ。
夏葉はふっと笑ってもう片方の手であたしの頬に触れる。
そんな風に軽くいちゃついてたら、ママがポキ丼というハワイの海鮮丼を出してくれた。
「うまそうっすね…」
「食材ほぼ冷凍のやつだけどね」
「いただきます!」
あたし達の正面に座るママを前に食べ始める。
うま~。
「で、合宿どう?」
「うん、充実してるよ。今回コンディションいいし10月の世界大会も優勝できそう」
優勝しか取りたくないもん。
誰にも負けたくないし、躓きたくない。
なのに、ママはあたしと反対なことを言った。