冷たい旦那様と私
まぁ、仕方ないよね。


私は仕方ないと思い、そのまま家事に取り掛かった。


おばさんたちのお見舞いは、明日にでも行ってこようかな!

なんて、考えながら。


気づいたら18時になっていた。


「え…もう?ヤバい!ご飯作ってない!!!」


もうすぐ玲於帰ってきちゃうじゃん!


暇だったから大掃除してた私は、時間に気づかなかった。


慌ててると、玲於が帰ってきた。


「ただいま」

「あ、おかえり…」


間に合わなかった…


「何、そんな慌ててんの?」

「夜ご飯できてなくて…」

「ふーん、別に外食とかでもよくね?」


え?外食?

あの玲於が、誘ってくれてるの?


玲於からご飯を誘われたのは、数えるくらい。

私の誕生日と記念日は必ず誘ってくれていた。
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