彼がモデルになったら
「あ、太一のチョコ?」
蒼は感づいた様子で言った。
「まぁね」
「あやは?」
蒼が私に言った。
「蓮君に作った。思ったようにはいかなくて」
「見せて」
蒼は笑顔で言った。
私はちょっと迷った。
だって、蒼って私を好きだったんじゃなかったっけ?
好きだとしたら、複雑なんじゃないの?
あ、もう好きじゃないのかもしんない。
人の気持ちは、常に動いてるしね。
戸惑っていたら、後ろに持ってたクッキーの箱を落としてしまった。
中をゆっくりと開ける…………割れてないといい。
割れてたーーーーしかも、1個コンクリの地面に落ちた。
嫌な予感しかしない。
「割れちゃったじゃん、どーすんの?」
蒼は聞いてくる。
「ど…どうしよ」
泣きそう。
こんなの渡せない…
終わった。
蒼は感づいた様子で言った。
「まぁね」
「あやは?」
蒼が私に言った。
「蓮君に作った。思ったようにはいかなくて」
「見せて」
蒼は笑顔で言った。
私はちょっと迷った。
だって、蒼って私を好きだったんじゃなかったっけ?
好きだとしたら、複雑なんじゃないの?
あ、もう好きじゃないのかもしんない。
人の気持ちは、常に動いてるしね。
戸惑っていたら、後ろに持ってたクッキーの箱を落としてしまった。
中をゆっくりと開ける…………割れてないといい。
割れてたーーーーしかも、1個コンクリの地面に落ちた。
嫌な予感しかしない。
「割れちゃったじゃん、どーすんの?」
蒼は聞いてくる。
「ど…どうしよ」
泣きそう。
こんなの渡せない…
終わった。