彼がモデルになったら
「なかなか味が出てる服とか好きかも」

蒼は鏡に向かって真剣に悩んでいる様子だった。

2つの洋服を並べて、無地だけどロゴがさりげなく入っているのと、ボーダーのもの。


「こっちかな?」

ボーダーを合わせて、私に聞いてきた。

私もボーダーが良く見えたから

「そうだね!」

と答えた。

店を出て、しばらく歩いた。

「こんにちは、私モデル事務所の☆プロダクションの森といいまして、モデルとか興味ありませんか?」

突然蒼に話かけてきた。




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