先輩は、はちみつの香り
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「.........もう、夕方ですね、」
「やよいちゃんとの時間短過ぎ」
先輩は、宣言通り、
動物好きの私が好きな動物園に連れて行ってくれて。
ふれあいやエサやりの時間も、
たっくさん調べてくれてて、
本当に私を目一杯楽しませてくれた。
だから、余計に夏川先輩との時間は、
楽しくてあっという間に感じてしまう。
こんなに、笑ったのはいつぶりだろう?
そう思うぐらい、短い時間だった。
でも...........................
先輩は優しいから、
弱音を吐いたり出来ない、
ココロが弱い私を、楽しませてくれただけ。
いつまでも、
先輩の優しさに甘えるのはダメだから。