The previous night of the world revolution
…不穏な隊長会議があった、数日後。

「ルキハさーん…。あーそーぼー」

「…」

八番隊官舎にある、ルキハの執務室にお邪魔する。

その手には、お土産にお茶菓子を持ってきた。

「お前は…。アポくらい取ってから来い」

俺の顔を見るなり、ルキハはそう言って眉を潜めた。

「ルキハさん。今日一緒にお茶しましょうよ」

「今取るな、今」

アポを取れと言われたから取ったら、それはそれで怒られた。

理不尽だ。

「俺だってそれなりに忙しいんだぞ?」

「お茶出来ないんですか?」

「…」

「もし駄目だと言われたら、俺は半べそかいて自分の部屋に帰って、そしてふて寝します」

「…良いよ。いても」

ルキハさん大好き。

そんな訳で、今日の午後はルキハとお茶会である。
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