The previous night of the world revolution
…その後。

俺はリーフリルさんに付き添って、彼女の為に色々と証言した。

彼女に嫌がらせをしたというクラスメイトと、無能な教官達についても。

無駄に地位だけは高いので、誰も俺の言うことを無下には出来なかった。

権力の濫用だと言われたら否定出来ないが、しかし俺が口添えをしなかったら、全て彼女が悪いということにされてしまう。

事実は事実として、責められるべき者が責められるべきなのだ。

結果的に、リーフリルさんをいじめていたクラスメイトは停学処分とされた。

今度同じようないじめ行為が発覚したら、即刻退学という条件付きで。

彼らにとってはこの上ない脅しになったことだろう。

また、無能な教官達は更に厳しい処分が下されることになるはずだ。

良くて減給。悪くて免職。

まぁ、こいつらは自業自得だから。

そしてリーフリルさんは、一応前科がついた訳だが、情状酌量で執行猶予がつき。

しばらく休学して、落ち着いたら復学するということだった。

これにて、一件落着。







…とは、行かないのが辛いところである。




< 215 / 626 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop