The previous night of the world revolution

sideルレイア

ーーーーー…さて、そんな帝国騎士団の事情など知るよしもない俺達は。





「…本当にその格好なのかよ…」

式典当日。

ルルシーは俺の顔を見るなり、露骨に顔をしかめた。

「格好良いでしょう?」

「…」

えぇ。何でノーコメント。

大体ルルシーがシンプル過ぎるのだ。何だ、その飾り気のない黒スーツは。

折角のパーティなのだから、飾らなくてどうする。

「…まぁ良い。行くぞ」

「はーい」

溜め息混じりのルルシーと共に、いざ帝国騎士団のもとへ。





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