The previous night of the world revolution
「今晩、一緒にいても良いですか?」

なんか、もう帰りたくない。

珍しいことに、俺は感傷に浸っているらしい。

「…いても良いけど、一緒には寝ないぞ」

「ひどーい。じゃあ起きてましょうよ。一緒にホラーゲームでもしましょう?」

夜中にやるホラーゲーム…雰囲気あるなぁ。

「…分かったよ」

今夜のルルシーは優しい。

これだから、ルルシーは好きなのだ。

「あと、ルルシーといるとお腹空いてきたので、何か作ってください」

「ったく、我が儘な奴だよ」

ぶつくさ言いながらも、作ってくれるのだからやっぱり優しい。

キッチンに歩いていくルルシーの背中を見ながら、俺は小さく、ぽつりと呟いた。

「…あなたは、俺の傍にいてくださいね」

そうでないと、本当に壊れてしまうから。




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