センパイ。
2
①
月希side
ジリジリと照りつける太陽…。
あたしの1番嫌いな季節、夏がやってくる。
そして大嫌いなイベント、体育祭。
「月希ちゃん何出るの?」
え…?
この教室であたしに話しかける人なんて居ないはず。
どっかで見た顔…。
「あー!!!」
「へへっ、やっとわかってくれた?」
杏樹さんのバンドの璃空。
「ちなみに去年も同じクラスだった」
「知らなかった…」
「ガーン。ねぇ、障害物競走出ない?各クラス男女1人づつだってさ」
「えー、めんどくさい…」
「じゃあ走る?」
「絶対やだ」
「じゃあ決まり」
そう言って璃空は障害物競走の欄に名前を書いてしまった。
ジリジリと照りつける太陽…。
あたしの1番嫌いな季節、夏がやってくる。
そして大嫌いなイベント、体育祭。
「月希ちゃん何出るの?」
え…?
この教室であたしに話しかける人なんて居ないはず。
どっかで見た顔…。
「あー!!!」
「へへっ、やっとわかってくれた?」
杏樹さんのバンドの璃空。
「ちなみに去年も同じクラスだった」
「知らなかった…」
「ガーン。ねぇ、障害物競走出ない?各クラス男女1人づつだってさ」
「えー、めんどくさい…」
「じゃあ走る?」
「絶対やだ」
「じゃあ決まり」
そう言って璃空は障害物競走の欄に名前を書いてしまった。