センパイ。
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その夜、スマホが鳴った。

表示されている文字は " 杏樹さん " 。

え!!!

あたしは急いで手に取った。


「も、もしもし…」

「もしもし?ごめんね、夜遅くに。今大丈夫?」

「はい!」

「さっきマネージャーから連絡あって、ツキフェスに呼んでもらったって…」


仕事の話しか…。


「出てくれますか…?」

「もちろんだよ、嬉しい!」


電話越しでも杏樹さんの目がなくなる笑顔が浮かぶ。

仕事の話だけして、電話は終わってしまったけど夏休みに声が聞けて嬉しかった。
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