センパイ。
月希side
六詩にキスをされて嫌な思い出が蘇ってきた。
「…やめて!……やだっ、やめて!!」
「付き合ってんだからいいじゃん」
そう言われてあたしは汚れてしまった。
痛くて怖くて。
「すきだよ、月希」
終わった後にそう言われた。
あたしはその日から自分の部屋に閉じこもってひたすら自分を傷付けた。
いくら涙を流しても、いくら血を流しても、心の痛みが消えない。
学校にもあまり行けずに高校生になった。
数年がたっても男の人が、いや、人間が怖くなって、いつの間にか " 冷たい人 " と呼ばれるように。
あたしの友だちはギターだけになってしまった。
勢いで走って来たけど荷物…置いて来ちゃった。
あたしはその場にしゃがみ込んだ。
涙が止まらない。
生意気な奴だけど久々にできた友だちだった。
やっぱり人って怖い。
六詩もそういう目で見てたってこと…?
六詩にキスをされて嫌な思い出が蘇ってきた。
「…やめて!……やだっ、やめて!!」
「付き合ってんだからいいじゃん」
そう言われてあたしは汚れてしまった。
痛くて怖くて。
「すきだよ、月希」
終わった後にそう言われた。
あたしはその日から自分の部屋に閉じこもってひたすら自分を傷付けた。
いくら涙を流しても、いくら血を流しても、心の痛みが消えない。
学校にもあまり行けずに高校生になった。
数年がたっても男の人が、いや、人間が怖くなって、いつの間にか " 冷たい人 " と呼ばれるように。
あたしの友だちはギターだけになってしまった。
勢いで走って来たけど荷物…置いて来ちゃった。
あたしはその場にしゃがみ込んだ。
涙が止まらない。
生意気な奴だけど久々にできた友だちだった。
やっぱり人って怖い。
六詩もそういう目で見てたってこと…?