センパイ。
杏樹side
「ねぇ、やっぱ戻ろ!」
お化け屋敷の受付を担当してると、月希ちゃんと璃空の姿。
「月希ちゃん、来てくれたんだ」
俺は声を掛ける。
「はい、杏樹交代!」
俺はされるがまま、受付に謎に璃空が居る。
「はい、いってらっしゃーい」
璃空に背中を押され俺は教室に入った。
俺らが作ったからどこに誰が居るとか仕組み全部知ってんだけど…。
「怖いの?」
俺の後ろに隠れる月希ちゃん。
「だ、大丈夫です!」
「はい」
俺は手を差し出す。
「え…」
「手繋いだら怖くないよ、きっと」
俺はずるい。
こうしないと手を繋げない。
断られるのが怖くて。
月希ちゃんの小さな手は俺の手を握る。
「ねぇ、やっぱ戻ろ!」
お化け屋敷の受付を担当してると、月希ちゃんと璃空の姿。
「月希ちゃん、来てくれたんだ」
俺は声を掛ける。
「はい、杏樹交代!」
俺はされるがまま、受付に謎に璃空が居る。
「はい、いってらっしゃーい」
璃空に背中を押され俺は教室に入った。
俺らが作ったからどこに誰が居るとか仕組み全部知ってんだけど…。
「怖いの?」
俺の後ろに隠れる月希ちゃん。
「だ、大丈夫です!」
「はい」
俺は手を差し出す。
「え…」
「手繋いだら怖くないよ、きっと」
俺はずるい。
こうしないと手を繋げない。
断られるのが怖くて。
月希ちゃんの小さな手は俺の手を握る。