センパイ。
7
①
月希side
新年度。
杏樹さんは大学生、あたしは高校3年生になった。
璃空とはまた同じクラス。
今日は日直。
あたしの背が小さくなかったら。
あたしが椅子から落ちそうになってなかったら。
きっと杏樹さんとの今はない気がする。
そして今は椅子に乗らなくても
「貸して」
こうして手伝ってくれる友だちもできた。
「璃空~、月希~、帰ろーぜ」
六詩と雫が来た。
みんなで学校を出ると門に杏樹さんが居た。
「杏樹さぁーん!!!」
新年度。
杏樹さんは大学生、あたしは高校3年生になった。
璃空とはまた同じクラス。
今日は日直。
あたしの背が小さくなかったら。
あたしが椅子から落ちそうになってなかったら。
きっと杏樹さんとの今はない気がする。
そして今は椅子に乗らなくても
「貸して」
こうして手伝ってくれる友だちもできた。
「璃空~、月希~、帰ろーぜ」
六詩と雫が来た。
みんなで学校を出ると門に杏樹さんが居た。
「杏樹さぁーん!!!」