センパイ。
「俺、泣かさないし」


そう言ってあたしのからだに沢山キスをする杏樹さん。


「.......った、、」


キスマークの痛みとは違う痛さ。

きっと軽く甘噛みされた。


「璃空にも嫉妬した。俺も月希ちゃんと同じ学年で同じクラスだったら良かった」


ほんとに歳上かな、この人。

可愛すぎるんだけど。


「ちょっ、つ、月希ちゃん!?!?」


あたしは自分から入れた。


「待って、ゴムしてない」

「大丈夫」

「駄目だって、俺そんな男じゃない」

「子どもできたら責任取れないってこと?あたしとは結婚したくないの?」

「違う。まだ高校生じゃん。それに俺もっと稼げるようになってから。あと...今子どもできたら俺子どもに嫉妬しちゃう。まだ独り占めしてたい」


ほんとにあたし大事にされてるなぁ。

ほんとにこの人すきだなぁ。


「でもからだは正直だね(笑)」

「.......絶対中には出さないよ」


そう言って杏樹さんの息が上がる。


「イ...く、、」


ほんとに杏樹さんは抜いた。


「ちぇー」

「もう少し大人になったらね」


杏樹さんは言った。
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