センパイ。
②
月希side
あれから杏樹さんはすれ違ったり、目が合うと笑って手を振ってくれる。
「よいしょっ…ほっ、、ん!!!」
今度は自販機と戦っている。
この上の段のカフェオレが飲みたい…!
あとちょっと、、
ピッ。
「これでしょ?」
「杏樹さん…ありがとうございます」
「届かねーなら大人しく下のやつ飲んどけよ」
「チッ」
「うわ、舌打ちした、舌打ち!聞いた?杏樹!!」
「お前1個下だろ、敬語使え、敬え」
「やだね」
杏樹さんといつも一緒に居るこいつ、六詩。
1個下のくせに生意気でムカつく。
「なかいいね」
杏樹さんは優しい笑顔で言う。
「仲良くありません」
「あ、そうだこれ…」
そう言って杏樹さんは何かのチケットをくれた。
「ライブ…?」
「俺らバンドやってるんだけど…」
「え!杏樹こいつに渡すの!?こいつ招待するの!?」
「六詩うるさい」
杏樹さんと同じクラスの湊優さん。
「暇だったらでいいんだけど」
「行きます!!!」
「えー…やだぁ、、」
騒いでいる六詩はほっといて、あたしは杏樹さんのライブのチケットを手に入れた。
あれから杏樹さんはすれ違ったり、目が合うと笑って手を振ってくれる。
「よいしょっ…ほっ、、ん!!!」
今度は自販機と戦っている。
この上の段のカフェオレが飲みたい…!
あとちょっと、、
ピッ。
「これでしょ?」
「杏樹さん…ありがとうございます」
「届かねーなら大人しく下のやつ飲んどけよ」
「チッ」
「うわ、舌打ちした、舌打ち!聞いた?杏樹!!」
「お前1個下だろ、敬語使え、敬え」
「やだね」
杏樹さんといつも一緒に居るこいつ、六詩。
1個下のくせに生意気でムカつく。
「なかいいね」
杏樹さんは優しい笑顔で言う。
「仲良くありません」
「あ、そうだこれ…」
そう言って杏樹さんは何かのチケットをくれた。
「ライブ…?」
「俺らバンドやってるんだけど…」
「え!杏樹こいつに渡すの!?こいつ招待するの!?」
「六詩うるさい」
杏樹さんと同じクラスの湊優さん。
「暇だったらでいいんだけど」
「行きます!!!」
「えー…やだぁ、、」
騒いでいる六詩はほっといて、あたしは杏樹さんのライブのチケットを手に入れた。