最強皇女(別名・精霊姫)が恋をする
「おはようヴィリー。たくさん寝たわね」
目の前に、母の顔。
「今日は発表の日よ。支度をしましょう」
え、発表早くないかい?
ってかいつの間に日を跨いだんだ。
「ヴィリーのためにドレスを発注したの。さぁ着替えましょう」
ドレスって半日で仕上がるもの?
しかも日本だったら生後2日で発表って絶対無理でしょ。
私、言葉が話せるんでしょ?
赤ちゃん言葉が分からないから無口赤ちゃんにならない?
そんなわずかな焦りが私の体を駆け巡った。
                                                                 
「・・・無事皇妃は皇女を産み、皇女の髪色は銀色であるコトが確認された!名はツァヴェローズ。我は皇帝として皇妃とともに、もう子を作らんコトをここに宣言する!」
なんと父が宣言してくれやがりましたよ。
「皇女殿下ばんざーい!」
「我が国の麗しき姫君の誕生だー!」
・・・なにみんな受け入れてるの。
しかも皇族なのに守るための結界がない。
下を見ても、貴族(仮)と平民(仮)の間に差別はなさそうだ。
貴族と平民は仲良く話している。
何故・・・?と疑問に思うと、頭の中に情報が入ってきた。
スペッサルティン帝国は今代含め過去5代がでゼロ。
貴族と平民の間に事実上の差はあるものの、嫌悪などはない。
そのため、事件もなく、公の場で結界が張られることはないそうだ。
そして他国との関係の良好。
・・・緩んでないか、この国。
「スペッサルティン帝国ツァヴェローズ第一皇女は皇太女となり、未来の女帝とする!」」
私、女王様ですか。
私なんかが国治めたらヤバめの国になりそうだ。
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