うみに溺れる。


空人は何を考えてるんだろう。
これからどうしたいんだろう。
私達をどう思ってるんだろう。

雫玖が隣に居るようになった今、簡単に2人きりになれず聞けなかった。


『……雫玖?』


雫玖はたまに、冷たく真っ黒な瞳で遠くを見ていた。

その理由も、空人に聞いてみたかった。
何か知ってるだろうか。


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