ショートケーキは恋の味。


その直後.....................



「むがっ、」



〝誰か〟に後ろから、手で口を塞がれたかと思えば。



「...............、こいつ、借りてきます」



低音で怒ってるかのような、
寺川くんの声が私の耳に届いて。



私はそのまま、
寺川くんに連れていかれた。



だけど........................



「はっ、ちょ、うたちゃんどこ連れてくわけ?てか、どーいう関係?」



寺川くんを必死に止めるような声が聞こえてきて。



「..................、先輩には関係ないですよ」



酷く冷たい声で言うと、そのまま、
寺川くんは私を連れたままどこかへ行くらしい。


< 31 / 42 >

この作品をシェア

pagetop