俺の女



「あぁ。あいつもプライド高ぇからなぁー。女にはわからんやろ(笑)」

『ごめん全ッ然わからへん。』





首をふりながら、美蘭が答えた。





+「ははは(笑)…でもここにいる不良くん達はほんとに元気やねぇ。」

『はぃ…元気すぎて困ってます…』

+「元気なんはえーことや(笑)それに…優しい子ばっかりやなぁ。」





医者が微笑ましい顔で、奥の部屋を見つめた。





『…え?』





その視線をたどって、美蘭も振り返り、頬を緩めた。








「姫ぇー大丈夫?なんか飲む?」

『…ん…』





剄の言葉に、小さく首を振る恋嘩。





「なんか飲まんとあかんで?」





そんな恋嘩に、聖も念を押した。。





『じゃぁ…アクエリもらえる?』

「俺とってくるわ」

「頭痛たない?」





仁が台所へ向かい、愁洩が恋嘩の頭を触る。





『今は大丈夫やで…』





皆、恋嘩の傍にずっとついていた。


ベットの周りに集まって、恋嘩の様子を心配そうに伺っていた。
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