俺の女



「姫ー!見て見て!」





龍磨が真っ先に入って、手の中の物を見せた。





『わぁ…可愛いーw』





仲間達が手に抱えて持ってきたのは、プーさんやスティッチやミッキーなどの人形。





「ゲーセンでとってきてんw」

「全部姫にあげるためにw」





陽摩と茂が、恋嘩のベッドの傍にその人形を置きながら笑顔で言った。





『え…あたしにくれるん?』

「おぅ☆」

「そのためにゲーセン行ったんやでー♪」





得意げに話し出す智稀と舜也。


その人形を受け取って、愁洩も微笑んだ。





「へぇー…おめーらにしちゃーやるやんけw」

「あぁー?一言余計やねん!(笑)」





愁洩に軽く蹴りを入れて翔がツッコミをいれた。


鑄と臾が、恋嘩の横にしゃがんだ。





「姫、早よ元気になってな??」

「いつもの姫に早く戻ってなぁw」

『うん…ありがとー皆w頑張って治すわぁw』



「「「wwwww」」」





恋嘩は、心から喜んだ笑顔を見せた。


その笑顔を見て、安心する愁洩と仲間達だった。
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