俺の女
「だぁーれが腰抜けや、カス」
「おめぇらみてぇな雑魚がよく俺らの前に顔出せんなぁ」
金髪でピアスだらけの翔と竣が、一歩前に出て相手を睨みつけた。
「「んだとおらぁ!!!」」
「「今日はおめぇらにこの間のわび入れにきてん」」
「わびねぇー」
肬魔が鼻で笑いながら、馬鹿にしたようにため息をついた。
…そして、虎狐の1人の男が、辺りを見渡して一言吐いた。
「「…つーか今日は女の子わー?(笑)」」
「「「!!!!!」」」
―――その言葉に、一瞬驚くが、すぐに冷静さを戻す劉毅。
…ここでバレねーよーにしねーと…
「「残念やなぁー楽しみにしてたのにw」」
「「ちょー可愛いらしーやんw」」
「「…どこやねん…女」」
「「どこに隠してやがんだぁー?」」
「…はぁ?(笑)女?」
愁洩が半笑いで連中に問いかける。
…それを見て、顔を見合わせて笑う男達。