俺の女



「「…とぼけんなよー(笑)」」

「「どこの奴らもみーんな知ってんねんぞ?」」

「「おめぇら2人のかーわいい彼女さんをよぉ(笑)」」





ニヤーッと笑って、舌を出す虎狐の男たち。





「「えれぇべっぴんサンなんやろぉ?」」


「「今俺ら、女に飢えてんねんなー」」


「…勝手に飢えとけや」





弘毅が吐き捨てるが、聞こえないふりをして話続ける男たち。





「「俺らに紹介してくれよぉーw」」

「「「…………」」」





…あの蟷螂連合と殺り合った時からすでにバレちまってるってわけか…



連中を睨みつけながら、舌打ちをする愁洩。



―――そして1人の男が言った。





「「…紹介してくんねぇなら…こっちから探して奪うまでや」」

「「「…あぁ?」」」





睨みつける劉毅。


ニヤリと笑う虎狐。





「「…探せ」」





ダダッ―――――


1人の男の言葉で、一斉に走り出す虎狐。






「おめぇらぜってぇ食い止めろ!!!」

「「「あぁ!」」」





カラァン…カラン…




愁洩の言葉で、劉毅メンバーは鉄パイプを持つ。





「「そっちがその気なら…俺らも」」





カララァン…





「…始めっか―――」
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