俺の女
「…つーかなんでこいつは恋嘩の上にのっかかっとってんっ!!」
「「うげっ…」」
愁洩が男を蹴ると、一度目を覚ました男が、もう一度気絶した。
「なんもされんかったけ!?」
『ここ!!腕ひねり上げられて…押されて頭ぶつけた!!』
「うっわ…アザできてるやんけ…たんこぶとかできてへんか?」
『そんで「パジャマ萌えーw」とかゆーて服脱がされそーになったー』
「…一発絞めとくか…」
『うーうんっ!!最後に仕返ししたから大丈夫やでっ!!』
本気で絞めようとしている愁洩の腕を笑いながら掴んだ。
「…でもよっ!!俺の気がすまへん!!恋嘩を傷つけやがって…あげくの果て、服脱がそーとしただぁ!?…やっぱぶっ殺……」
『だっ…大丈夫やって!!それよりさっ!この2人、あたしがやっつけたんやで☆なぁ?すごぃ?すごぃ???』
本気で殺ってしまいそうな愁洩を必死で宥めながら、倒れている2人を指さす恋嘩。