俺の女


「「おめぇが俺の言うこと聞かねぇなら…そいつにあいつらぶっ殺してもらぅw」」

『はぁッ?!なんのためにッ――』

「「お前が好きやから」」





…カズの思いがけない言葉に、耳を疑う恋嘩。





『…はッ!?』

「「お前が好きやから…いつもヤって金払っててんぞ?金さぇ払えば…お前といれっからなぁ。」」



『あれ…遊びじゃなかったん?!』

「「遊びちゃうわ…」」


『……』





…カズの気持ちを聞いて、戸惑ってしまう恋嘩。




―――まさかカズがあたしのこと…そんな…





「「んで…どーすんの?あいつら殺されてぇ?」」





カズが横目で恋嘩を見ると、恋嘩はキッとした目で言い返した。





『…絶対嫌!!!』

「「…ふーん。じゃー俺の言うこと聞くけ?」」

『…』





…ちょっと悲しそうな目をしたカズ。



―――でも、カズが言ってることはおかしい。



愁洩たちを殺すなんてっ…絶対嫌っ!!



…あたしがカズの言うこと聞けば…助かるのなら…





「「どーすんの?」」

『…わかった…』





予想外の答えに、一瞬目を丸くしたカズだが、そのまま続けた。





「「…じゃー、あいつと別れて俺と付き合え。」」

『はッ?!そんなん絶対いややッッ!!』

「「んじゃ…死ぬで?あいつ。」」

『―――ッッ!!!』






目を丸くして、真っ青になる恋嘩。


そんな恋嘩を見て、ニヤッと笑うカズ。



……もうちょっとや…(笑)





「「さぁーどーする?(笑)」」

『……』





従わんと…皆が殺されちゃう…



でも…愁洩と別れるなんて絶対絶対嫌!!!




…でも………
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