俺の女



「そーやん!学校!!!」

「来るかもしれんやん!!!」





蒋哉と對孜が、立ち上がった。


甲斐も立ち上がって、諒弥を指さした。





「やな……よし!明日は俺らも行くで!!!おめぇらの学校!」

「俺らの???」

「あぁ!!!ちゃんと姫にも理由聞きてぇし…つーか戻って来てほしぃし!!!」





爻がそう言ったあと、愁洩は手にギュッと力を入れて顔を上げた。





「あぁ…ぜってぇ連れ戻す!!!」








―――そして、次の日。





『ちょっと…それは目立ちすぎちゃうー…?』





不安そうな表情の美蘭。





「いーんすよ!これで!」

「もし誰かに脅されてんなら…」

「そいつぶっ潰すだけっすからw」





冗談か本気か……多分本気の笑顔で、篤諮と罹欹と膏一が美蘭に言った。





『パイプはなぃやろ…(笑)』





全員片手に鉄パイプ。





「これは俺らの相棒wいつでも一緒っすよw(笑)」





鉄パイプを肩にのせて、翔が得意げに言った。


そのあと、諒弥がバイクに跨がりながら仲間たちに指示を出す。





「おめぇら校門におれよ?中まで来たら先公うざいし。」



「「「うぃーす」」」
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