俺の女



―――あれから三ヶ月…




恋嘩は毎日、連中に遊ばれ…心も体もボロボロだった。




逆らえば暴力される日々…いろんな所に連れまわされて…毎日疲れ果てていた。






何度も逃げ出そうとしたが…何十人といる連中からは抜け出せなかった。







疲れた…もぅいやや…皆の所に帰りたい…







恋嘩の夢には毎日、愁洩や仲間達と楽しく暮らしていた光景が出てきた。





もう二度と戻れないだろう…あの生活を見れる夢を毎日心待ちにしていた。





その時だけが…唯一の癒しの時間だった…









皆…どーしてるかなぁ……







「「恋嘩」」

『…はぃ』





竜馬に名前を呼ばれて、力ない声で答える恋嘩。





「「相手しろや」」

『…もぅ嫌やッ』

「「はぁ?」」

『皆の所に…返してッ(泣)』





恋嘩の目から、涙が零れおちた。


しかし、返ってくるのは悪魔のような冷たい視線と笑い、そして……心ない言葉だった。





「「戻れるとでも思ってんのか?(笑)」」

『…』

「「お前は…あいつらを裏切ってんぞ?今更帰って仲良く暮らしてもらえんのかなー?(笑)」」

『――ッ(泣)』



「「わかったらさっさと相手しろ…」」

『…』

「「しろっつってんねん!…返事。」」





ドカッ!



…容赦ない暴力が、恋嘩に向けられる。



恋嘩は涙を流しながら、従うしかなかった。





『……はぃ(泣)』

「「よーし…いい子やなぁー(笑)」」
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