俺の女




「現場見た奴もいてよ…遊ばれてたり…殴られてたり…」

「……んやとッ?!」





愁洩の目が、ますます血走る。





「いつも反抗して…でも従わずにいれんくて…泣いてたって…」






……拳を握りしめる男たち。


美蘭は真っ青…。




愁洩も怒りに満ちていた。







「じゃー…恋嘩チャンの意思で…愁洩と別れたり……ここに帰ってこなくなったんじゃないんやなッ…」





凌介が呟いた。



きっと、そいつらに脅されて……










―――そこに…




プルルルルルル…






「「「!!!!!」」」





一本の電話が鳴った…




プルルルルルル…



ガチャッ…





『…もしもし…』






『…た…すけてッ……(泣)』

『……恋嘩?!』

「「「…っ!!!???」」」
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