俺の女


恋嘩が顔を上げると、仲間たちが、優しい笑顔を浮かべた。





「俺らも…傍にいるからさ。」

「俺ら全員…恋嘩チャンの味方やから…つーか…家族やからっw」

「全員…恋嘩チャンのことが大好きやからな」





慚と弘毅と智稀が、恋嘩の傍まで近寄り、笑顔を向けた。



…恋嘩は、胸がいっぱいだった。





『―――ッッ…ありがとぅ…あたしもッ…皆が大好きッ…』


「…戻って来いよ…。俺らんとこに。」

「お前の本当の居場所にな。」





諒弥と愁洩も、恋嘩の肩に手をのせて言った。





『―――――うんッッッ』
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