俺の女
夏祭り
―――数週間後
『暑゙ー』
天気は快晴。
真夏の日差しの下、恋嘩は美蘭と買い出しに来ていた。
愁洩たちは…また喧嘩に行っている。
『この糞暑いのに喧嘩なんて大変やねー』
『ほんっま…よーやるよ(笑)』
美蘭も、首元で手をパタパタさせながら恋嘩に頷く。
『あ!!なぁなぁー!アイス買って帰ったげよーやw』
『アイスー?めんどくさー(笑)』
『だってー…あたしも食べたいもんwお願ーい♪』
『しゃーない…(笑)』
『わーいッww』
さっそく恋嘩が走ってアイス売り場へ。
…そんな恋嘩の姿を見て、美蘭には思わず笑みが零れる。
よかった…恋嘩が元気になってw
『美蘭〜!!ちょっと来てぇ!!』
恋嘩がしきりに手をふっている。
首を傾げながら、彼女に近づく。
『なーにー?』
『見てッ!!これッ!!』
目をキラキラさせて、恋嘩が指さした先には、夏祭りと花火大会のチラシが貼ってあった。
『へぇ〜wお祭りかあw』
『なッw行こーやあッw』
『…うんッえーよw』
『やぁッたあwじゃあー早くアイス買って帰って愁洩たちにも言おーッ♪』
『待って!!…その前にw』
『?』