俺の女
「れーんかぁ〜w」
『えッ?』
ぎゅぅ〜ッ
お風呂から出てきた愁洩が、振り向いた恋嘩に後ろから抱き着いた。
「ただいまぁ〜☆」
『おか〜えり♪(笑)』
『…暑苦しい(笑)』
恋嘩の隣にいた美蘭が、苦笑いをしながら横目でイチャつく2人を見る。
「…へッ!とか言って、うらやましーんやろ?諒弥ー」
『べッ…別にそーゆーわけじゃ…』
「何?実はお前もしてほしかったってか?」
後ろからした声に慌てて振り返る美蘭。
そこには、ニヤーッと不敵な笑みを浮かべた諒弥が立っていた。
『りょッ…諒弥!?//いつからそこに…』
「しゃーねーなーッw」
『ちょッ…//』
『愁洩w邪魔しちゃ悪いし、あっち行こw』
「んw」
愁洩を引っ張って、隣のクーラーのついた部屋に入る。
そこで愁洩をソファーに座らせ、隣にくっついて座る恋嘩。
「なんやねん?今日は機嫌えーやんw」
『へへッw実わなぁ?お願いがあるんやけど…』
上目使いで愁洩を見上げる恋嘩。
そんな恋嘩を見て、愁洩は思わず恋嘩を抱きしめる。
「くぅ〜w可愛すぎやろ〜お前っwなーんでも言ってみろッw」
『あんなッ…明日…夏祭りと花火大会があるんやって!!」
「え!?マジで!?」
『それに行きたいねん……あかん?』