俺の女


『りょ…諒弥…///』





声をかけてきたのは、片手に焼きそばを持った諒弥だった。





「…あれ?お邪魔でしたか?(笑)」





すっとぼけたように首を傾げる諒弥を、キッと睨む愁洩。





「てめぇ…わざとやろ!!!」

「はッw(笑)バレたぁ?w」

「邪魔すんなやー!!!さっきからまだ…」


『諒弥ー!!!』





愁洩の言葉が遮られ、美蘭が息を切らして走ってきた。


そんな美蘭に、諒弥がピースをむける。





「おw美蘭w作戦成功ーw」

『何が作戦なんよー!あたしのこと置いてってぇー!』

「あ…わりーw」





てへっ…っといったように舌を出す諒弥と、ぷっ…と吹き出す愁洩。






「うゎー!こいつ最悪ー!(笑)」





諒弥を笑う愁洩を見て、恋嘩はムッとして言った。





『…愁洩も人のこと言えんやーん!』

「…はッ?だぁーからッ!さっきのはお前やろ!!!」

『愁洩だっておちょくるからぁ!』

「ぅッ……(汗)」





そこは言い返せない愁洩。



恋嘩の不満は続く。





『頑張って追い払ってたのにッ!あん時着いてっておごってもらえばよかったぁ!』





それを聞いて、驚いたように怒鳴る愁洩。





「何ゆーとんねん!!!あほか!」

『あー!またあほってゆーたぁ!』





恋嘩も愁洩を睨みつけた。
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