俺の女




『なッ?愁洩ひどなぁーぃ?』


「「え…あぁ…」」

「「つーか…酒飲んで大丈夫?」」





恋嘩は、ヤケになって、慣れない酒をがっついていた。





『だーいじょーぶッ!』

「「あの人も…心配してっかもよー?」」





男の言葉に、ピタッと動きを止める。





『愁洩なんかぁ…心配なんかしてくれへんもんー。』

「「いや…でもよぉ…」」

「「やっぱ彼女のことは…」」


『あぁー!もぉ!いいからッ!皆も食べなってぇーw』





目の前のおでんを差し出す恋嘩。


男たちは、このまま恋嘩を放っておくわけにもいかないし…と、困って顔を見合わせた。





「「いや…俺らは…」」





♪〜♪〜



その時、恋嘩の携帯が鳴った。





『んー…?誰ぇー?』





ピッ…


恋嘩が、ゆっくりと通話ボタンを押した。





『もしも…』

「恋嘩ッ!!!」





恋嘩の言葉をさえぎって愁洩が叫んだ。
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