俺の女
「はぁッ…どこやぁ?」
愁洩は、男に伝えられた場所の近くまで走ってきた。
そして、辺りを見回して恋嘩たちをさがす。
『やーらぁー!!!』
「待ってろって!!」
すると、近くで声が聞こえた。
「!!!あっちかぁッ…」
声がした方へ来ると、恋嘩が逃げようとしている姿が見えた。
「恋嘩ぁ」
愁洩が息を切らしてこっちに走ってきた。
『うッ…』
「「やっと来た…」」
愁洩の姿を見て、後ずさりする恋嘩と、ほっと息をつく男たち。
「お前ら…悪かったなぁ」
「「いえッ…大丈夫っすよ!」」
「…さんきゅーな。お前ら、なんかあったら言えよ。力貸してやっからw」
「「マジすか?!」」
「じゃーこいつはもらうわ。」
『やらぁー!!!』
嫌がる恋嘩の腕を掴んでほしい引き寄せる。
「「んじゃw」」
「おう。」
別れた後、男たち3人は胸を撫で下ろす気持ちでいた。
そして男たちは祭りの場をあとにした。