俺の女
「「…にゃーんw」」
さっきの猫は、その猫に擦り寄っている。
『…彼氏?』
「「にゃーん」」
『…そっかぁw…いーなぁ…迎えに来てくれて……あたしなんか…来てくれるわけないもん…』
「「…にゃ?」」
『えッ…?うん!!大丈夫やで!!ありがとーなwばいばいッw』
「「にゃーん」」
2匹の猫は、仲良く並びながら、恋嘩の前から姿を消した。
『…はあ〜ッ。…あたし…どぉーしよ…』
「「うへへへッ…おっじょーちゃーんwなーにしてんのぉー?」」
…するとそこへ、フラフラと酔っ払いが歩いてきた。
「「浴衣はだけてるやんかいなwおっちゃんが直したあげよっかあ〜w」」
『いややッ…変態ッ』
恋嘩は酔っ払いを叩こうとしたが、恋嘩も酔っていたため、その勢いでベンチから落ちてしまった。
『いッ…たぁーい!!』
「「うへへッ…それじゃあ…」」
『嫌やーっキモいッ!!バカー変態ー!!…愁洩ーッ!!』
ひゅッ…
グリッ…
「「イテテテテテッ…」」
『!?』
その時、ベンチの後ろから誰かが飛び出てきて、酔っ払いの男の腕を捻り上げた。