俺の女
『恋嘩に…赤ちゃんができた』
「「「………え?」」」
「恋嘩に子供ができたんやて。」
「「「こどもおぉおッッ?!?!?!」」」
一度耳を疑い、諒弥の言葉で再認識した仲間たちは声をあげて、それぞれのリアクションをとった。
「嘘やろおいッ!!!」
「まッ…マジかよッッッ!!!」
「こ…子供ッッ?!」
さっきまで酔っ払っていた臾、慚、爻がきょどった様子で顔を見合わせている。
『酔いも覚めたみたいやな〜(笑)』
「そりゃぁー覚めるやろーなぁ…(笑)」
――――その頃、愁洩の部屋で、向き合う2人。
「どッ…どーした???」
『えっと…な?』
「………」
唇を噛み締めている恋嘩。
愁洩は、恋嘩になにがあったのか不安で仕方がない。
深呼吸をして、恋嘩が重い口を開いた。
『………できちゃってん』
「……???なにが?」
『………子供…』
その一言を聞いて、一瞬安心したように表情を緩ませる愁洩。
「…子供?なぁーんや……俺はてっきりお前がなんか病気に……」
…ちょっと待てよ?
と、さっきの恋嘩の言葉を思い返し、頭をフル回転させ……
こども……こども………子供っ?
「ッッえぇッ?!子供ぉッ?!」