俺の女
『…子供……』
「……嘘やろッ?!マジ?!」
『…マジ……みたぃ…』
驚いている愁洩から返ってくる言葉を聞くのが怖くて思わず俯いて目を閉じる恋嘩。
…しかし、愁洩の口からは意外な言葉が出てきた。
「やったやんけッッ!!!」
子供のように目をキラキラ輝かす愁洩。
少し時間をおいて、恋嘩が顔をあげる。
『……え?』
「子供やろッ?!俺らの!!!めっちゃ嬉しいやんけっ!!」
嬉しそうな笑顔で、恋嘩の肩を持つ愁洩。
しかし恋嘩の顔は曇ったままだ。
恋嘩の中の1番の不安を…遠慮がちに、恐る恐る打ち明ける。
『え…でも……ずっとゴム付けてた…やろ?』