俺の女
「wwwww…子供ができたんやったら…結婚やなッw」
愁洩が、恋嘩の肩に手を回して言う。
『できちゃった婚やなー(笑)』
「できんでも…俺はお前と結婚するつもりやったしよ!!!」
『ほんまー?(笑)』
「あぁ!!!真剣!」
『wwwwwめっちゃ嬉しいッ♪』
ニコーッと嬉しそうに笑って、愁洩の肩にもたれ掛かる。
そして愁洩が、肩に回した手で恋嘩の髪を撫でながら呟くように言った。
「俺が18になるまで…待っててくれるやんな?」
『待つでッw何年でも何十年でも待つwww』
「wwwww」
愁洩は恋嘩の手をとって、恋嘩の左手の薬指にキスした。
「じゃーそれまで…ここは俺のモンやかんな?ちゃんと空けとけよ?他の男に譲ったあかんぞ(笑)」
『譲るわけないやんかーッッwww』
「ぜってぇ俺、お前のこと一生離さんからな。覚悟しとけや?」
『うんッw楽しみにしてるッ♪』
満面の笑みの恋嘩を愛おしそうに見つめる愁洩。
「俺、お前のことめっちゃ好きやわ……」
『あたしもだぁーいすきやでっw』
「……あほ(笑)」
恋嘩のあごを、少し、くいっと上に傾けて、愁洩が唇を重ねた。
お互いに生きている温もりを、静かに感じ合っていた…