俺の女


「どーしてんっ!!?」





恋嘩の悲鳴を聞いて、とんでくる愁洩。





『お花に水やってたらカエルが服ん中入ったあ〜っ!!!(泣)』

「…エロガエルめ」





臾がボソッと呟く。



気持ち悪そうに胸元の服をパタパタさせる恋嘩にエロガエルの悪戯が開始される。





『ひゃっ…やっ…ちょっ…いやっ』






エロガエルが恋嘩の服の中で動き回っているのか、恋嘩は変な声が出てしまう。


それを聞いて、焦った愁洩が恋嘩に駆け寄る。






「おらぁ!!!…出て来いエロガエルっ!!!」


「でっ…でも、もーちょい聞いときてー…//」

「あ〜分かるっ///」





對孜の言葉に、周りの男たちが同意する。


…男なのだから、理性に勝てないのは仕方がない(笑)





「…」





愁洩は無言でカエルを取り出して、後ろに放り投げた。





「……と〜れたっ。」

『ふえぇ〜んっ(泣)ありがとおーっ(泣)』





あ〜ぁ…
でも可愛かったなあ〜…
あの声……やべっ///



ガッカリする仲間達を横目で見て、恋嘩の頭に手を置く愁洩。





「気持ち悪いやろ?俺が洗ったるしw風呂行くぞ!」


「てめっ…ズリィーぞっ!!!」

「エロ愁洩〜」





甲斐と剛軌が愁洩に反発し、嫌味っぽく言う。





「…こいつの喘ぎ声聞いて喜んどる奴らに言われたないなーっ」





《ギクッ…》



バレてたかっ…
やべー…



と、目を反らす男たち。






「…てめえーら後で覚えとけよー??ww」





怖いくらいの笑顔をつくって、愁洩は家の中へ入って行った。





や〜っべえ〜(汗)
あの笑顔怖ぇ〜!!


ぜってえ殺されるっ(汗)
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