俺の女
「「「はぁぁ〜…」」」
大掃除が終わって、やっと息をつく仲間達。
床に寝転がって、伸びをする剛軌と既喇。
「あ゙ぁ〜…」
「つーかーれーたー!!」
『お疲れ様w』
美蘭の声を聞いて、ビシッと顔を上げる仲間達。
「「「お疲れッス姉御!!!」」」
『(笑)あんたらもお風呂入っちゃってやー。あと1時間ぐらいやし』
「もぅそんな時間っすか?!」
「さっさと入ろーや」
驚く爻と、爻を引っ張る慚。
その隣で、頭の後ろで手を組みながら、剛軌が不満を漏らした。
「はぁー!男同士で入んのかよ!暑苦しー!!!」
「姉御もご一緒にどーすか?w」
既喇が美蘭を誘うと…
ゴンッッ
諒弥の拳が既喇の頭を直撃した。
「ッッてぇ…冗談っすよー(泣)」
「ったり前や。あほ」
「諒弥もかっこえーよなぁ。」
「そりゃーなぁ。」
裕兎と扎墅が、諒弥を見て改めて思った。
美蘭チャンが姐御ときたら……
と、考えた翔が声をあげた。
「じゃー諒弥は兄貴って呼ぼw」
「兄貴に姉御!かっちょいー☆」
「「「(笑)」」」
爻の言葉に2人共が、満更でもない笑顔で顔を見合わせた。