俺の女
『あwテレビでカウントダウンしてるかなあーっ?』
ピッ…
恋嘩がテレビをつけると、ジャニーズ主催のカウントダウンコンサートがやっていた。
『きゃーwwwジャニーズ出てるやーんッッw』
「「「ジャニーズゥ?!」」」
恋嘩がテレビに食らいつく姿を見て、男たちがテレビを見た。
美蘭もひそかに笑顔で見ている。
『キャー///』
「お前…こんなんが好きなんけ?!」
『大好きぃーッッッwww』
「妬―――く―――…」
目をキラキラさせて、幸せそうな笑顔でテレビに映る男たちに見とれる恋嘩。
そんな恋嘩を見て、面白くなさそうに恋嘩の肩にもたれ掛かりながら、ふて腐れる愁洩。
『あは〜wかっこぃぃーwww』
「ジャニーズかぁ…」
「やっぱレベル高いなぁ…」
仲間たちも、ため息をついたり、机で肘をついて顔を潰していたり…
そんな男たちの気持ちも知らず、恋嘩がテレビの数字を見て声をあげた。
『あwあと1分やってーw』
『早いなぁ…もう新年かぁw』
恋嘩と一緒にテレビを見ていた美蘭も、遠くを見つめるような目で呟く。
「今年は最高やったわw」
「あぁw2人に逢えたしなあッ♪」
『そんなぁー///』
『照れるやーん(笑)』
聖と隼莵が嬉しそうに2人に笑顔を向ける。
その言葉に対し、2人は照れ臭そうに笑った。
そんな2人を見ながら、愁洩と諒弥が顔を見合わせて笑い合い、2人の肩を抱いた。
「来年も…最高な年にしよーなw」
「つーか…これからも毎年最高な年にしよーやw俺らでよw」
『うんwそーしよなっwww』