俺の女
恋嘩がゆっくり床に座ると同時に、起きてきた愁洩がリビングに入ってくる。
「おぁよーw」
『おはよw』
「おうっおはよ〜さんw」
愁洩は、あたしに挨拶した後、必ず赤ちゃんにも挨拶してくれるw
「おーぃ♪いつ産まれてくるんやぁ〜?」
そんで語りかけながらあたしのお腹をさするねんw
『お父さんやで〜w』
「…おッ!動いたぞッw」
『起きてるんやな〜(笑)』
「「「はよざいまーすッw」」」
『おはよw』
美蘭が台所に向かうのとすれ違いに、仲間たちもリビングに入ってきた。
そして、愁洩がお腹を触っているのを見て、大毀と翔が恋嘩の傍に座り込む。
「あ!俺も触るッ!」
「いい?!w」
『いいよーw』
2人が同時にお腹に手をあてる。
「………あれ?」
「動かんで?」
「なんか話しかけろよ(笑)」
諒弥に言われて、大毀がもう一度手を当てて、お腹に顔を近づける。
「えーと……こ…こんちわっ?(笑)」
「くッ(笑)あほやこいつ!」
「うっさい!///…あ!今動いたよな?!」
愁洩にバカにされて少し赤面したあと、指先で感じたわずかな動きに反応する。
同時に手を当てていた翔にも伝わったようだ。
「動いた動いた!!!」
「やぁーったw」
嬉しそうにしている2人を見て、恋嘩も嬉しそうに笑った。