俺の女



そこへ、台所から戻ってきた美蘭が、恋嘩の傍に座る。





『この前先生さぁ、いつ産まれてもいいように入院しとく?ってゆーてやったやん?どーする?』

『そーやなぁ…そーしよっかなw』

「えぇ…お前病院に泊まんのけ?寂しーやぁん…」





ぎゅーっと恋嘩の手を握る愁洩を見て、仲間たちが愁洩を引っぺがしている。







「恋嘩チャンおらんって…」

「超寂しーんやけどー…」





一気にテンションが下がる仲間達。


そんな仲間たちの肩をポンッと叩いて、美蘭が明るく言った。





『赤ちゃんのためやからwさぁさぁ!皆は仕事頑張ってきて!あたしは恋嘩の荷物まとめてくるからw』

「「「はぁーぃ…」」」


「恋嘩チャンッ!!!頑張ってなッ!(泣)」

「寂しいけどッ…応援してっからぁ!(泣)」

「お前ら誰やねん(笑)」





涙ながらの別れを表現する剛軌と爻にツッコむ慚。


そのあと、「あぁああぁ」と言いながら扎墅に引っ張られて行った。




「じゃー頑張ってなw」

『あたしも外まで送るぅーw』





立ち上がる愁洩を見て、一緒に立ち上がる恋嘩。





「えーて!中入っとけって!」

『いーやんかぁ!送るくらぃぃー』





恋嘩が頬を膨らます。





「でも腹…」

『だぁーい丈夫やから!!!』
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