俺の女



ブォンブォンブォーン
ドルルルルルルッ…



走行中、あまりにもうるさい音に恋嘩達が文句をつけた。





『こんな音で夜中に走ってたら近所迷惑やって!!!』

『ほんまによー!!!』



「んなの知るかよ…(笑)」

『あかんって!!!せめて音は消そうよ!!!』


「んなことできっか(笑)」




風とバイクの音でなかなか声が聞こえず、大声で会話しあう。


そんな中、ちょうど信号で止まったところで(本当は無視していたが、さっき無視ったところで、恋嘩たちに殴られてキレられたため(笑))、恋嘩が声をあげた。





『あっ!!改造しーや!改造!!!』





仲間たちの頭には『?』が飛んだ。





「「「改造???」」」


『そー!!!音鳴らんくなるよーに!』



「ぎゃはははは(笑)」

「そんなん暴走族の意味ないやん!(笑)」





爆笑する仲間達。

それでも恋嘩は提案をすすめる。





『あかん?…じゃ〜夜用バイクとか作ったら?!』

「夜用って!!!(笑)」

「マジで恋嘩最高!!!(笑)さすが俺の見込んだ女やぁー(笑)」

「「「ぎゃははは!!!(笑)」」」





さすがに笑われすぎて、ちょっと恥ずかしくなり、ムッとした顔で叫んだ。





『あーもー!!笑わんといてよっ!!真剣に考えてんのにぃー!!」
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